F値を使いこなして綺麗なボケ感のある写真を撮ろう!

カメラ初心者でも!超入門機でも!カッコいい写真が撮りたい!

この記事で使用するカメラは、僕が最初に手にしたCanon EOS M2です。
超コンパクト+超入門編のこのミラーレス一眼で、どこまで撮れるのか!
みなさんの夢と希望を乗せてチャレンジしてみたいと思います!
撮影方法の説明は、マニュアルモードを前提に解説しています。

F値を使いこなして綺麗なボケ感のある写真を撮ろう!

記念すべき1回目は、みなさん憧れの、いわゆる「ボケ写真」
背景や前景がボケて、被写体がクッキリという写真です。
正直、これだけで今まで撮っていた写真がグッとプロっぽくなりますよ。
ちなみに上の画像はCanon EOS RPというフルサイズミラーレスで撮った写真です。
カメラに焦点が合って、前後のフクロウとカエルがボケてますよね。

写真の「ボケ感」はF値で決まる!

写真のボケ感はF値という数値で大きく変わってきます。
これは一眼レフカメラについている機能で、タッチパネルやダイアル式で変更できます。
イメージとして下の画像の様になるんですが、

結論から言うと、F値が小さいほど「ボケる」写真が撮れます。

最初は、「F値が小さければボケやすいんだ!」という認識で構いません。
逆に、F値が大きくなっていくとボケづらくシャープな写真になっていきます。
では実際に撮った写真を見比べてみましょう!

F値2.0で前のカエルにピントを合わせて撮影
F値2.0で後ろのフクロウにピントを合わせて撮影

①は後ろが、②は前の被写体が綺麗にボケた写真になっています。
では、次にF値を16まで上げて撮ってみましょう。

F値16で前のカエルにピントを合わせて撮影
F値16で後ろのフクロウにピントを合わせて撮影

F値を大きくしたこちらの写真は、よく見れば微かなボケが分かりますが、①や②の写真と比べると、明らかにボケ具合が違いますよね。
これがF値の効果です。

ボケ感の強い写真は被写体に近づいて撮る!

ボケ感の強い写真を撮るコツとしては、出来るだけ被写体に近づくというのが重要です。
これは被写界深度というものなのですが、近づくほど浅くなり、離れるほど深くなります。
下の写真を見てください。

この写真はどちらもF値2.0で撮っていますが、①は近くから、②は少し離れたところから撮っています。
つまり被写体とカメラの距離でもボケ感が変わってくるんですね。
これも、今は「近づいて撮ったほうが背景がボケやすい」と思っていればOKです。
色々と撮りながら試してみてください。

それと、もう一つ気が付いた点はありませんか?
そうです!写真の明るさが違いますね。
F値と明るさの関係の説明画像を見ていただけると分かるんですが、

F値が小さい→明るい+ボケる(①と②の写真)
・F値が大きい→暗い+クッキリ
(③と④の写真)

となるんです。
これは、レンズの羽が開いたり閉じたりして、入って来る光の量が変わる為です。

F値が小さい時は羽が開いて多くの光が入って来る→明るい写真
F値が大きい時は羽が絞られて少しの光しか入らない→暗い写真

という事が起きます。

じゃあ、F値が大きい時は、明るい写真は撮れないの!?という疑問が出ると思いますが、それを解決する方法がシャッタースピードとISO感度なんです。

次回は、シャッタースピードとISO感度について説明しますね。

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